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11月19日(日)気温は低いながら、気持ちの良いお天気に恵まれ、無事、響ホール室内合奏団第30回定期演奏会を執り行うことができました。

本番前のリハーサルでは、本番と同様に1部プログラム、休憩、2部「四季」という順序で行い、最終確認を念入りに行いました。特に、作品の始まりである、「春」の最初のタイミングが重要になるため、担当クリエイターのアンナ・ブダノヴァ氏はかなり神経を使われていました。

もし万が一、機械の不具合で映像が止まってしまったら・・という最悪の状況まで予測しながら、リハーサルは終わり、澤氏・4人のクリエイターたちは、クラウドファンディングの支援者の方向けの舞台挨拶へ。

ロビーでは、音楽グッズや、クリスマスにちなんだ輸入雑貨などの販売、今までの合奏団の公演ポスターの展示を行い、お越しいただいたお客様はゆっくり、じっくりご覧いただいておりました。

響ホール室内合奏団のロゴや、多くの公演のチラシ、ポスターなどをデザインしてくださっている、d-cude Studio代表の大庭氏が、今回の公演や展示に大変共感してくださり、御厚意によりパネル作成等を引き受けてくださいました。ありがとうございました。

公演の前半は、映画で使われたクラシック音楽や、映画音楽をお届けいたしました。シンドラーのリストでは、ただでさえ心に染み入る旋律が澤氏のヴァイオリンソロでさらに美しくホールに響き渡っておりました。

後半、いよいよ東京藝術大学との壮大なプロジェクトの始まり。
「四季」全貌は演奏者の私たちには、まだ分からない、、というのが正直なところなのですが、お客様を始め、客席で聴いていらっしゃったクリエイター、監修の山村浩二先生から拍手喝采をいただき、きっと素晴らしい作品が出来たのだ、と実感いたしました。この公演には、大変ご多忙でいらっしゃる北橋北九州市長も貴重な時間を割いて、聴きにお越しくださり、ご満足いただけたご様子でした。

公演後は、また澤氏による、クラウドファンディングの支援者へミニコンサートが行われ、レセプションへ。

レセプションでは、それぞれ4人のクリエイターや、岡本美津子実行委員長、制作に携わってくださった、東京藝術大学大学院映像研究科、東京藝術大学COI拠点共感覚メディア研究グループの皆様にも加わっていただき、お言葉を頂戴いたしました。

「夏」プリート・パルン氏のお言葉

なんと、アメリカから、「四季」上映権を売ってくれないか、というオファーが来ているそうで、早くも世界中で注目され始めているそうです!そのような素晴らしい作品の初演を、福岡の北九州市で開催できたことが、あまりに名誉なことなので、信じられません。

 

今後は、12/16.17に東京藝術大学横浜キャンパスにて上映会(11月19日公演の録音を使用予定)、12/23に上野キャンパス「奏楽堂」にて、生演奏(澤学長、藝大教員、OBによる楽団)上映会が予定されております。

 

クラウドファンディングにてご支援いただきました皆様、公演を陰ながらサポートしてくださった、響ホールスタッフの皆様、「四季」制作に携わっていただいたたくさんの関係者の皆様、たくさんの応援してくださいました皆様、ホールに足をお運びいただきましたお客様へ、この場で恐縮ではございますが、団員一同心より感謝申し上げます。

来年度響ホール室内合奏団は創立20周年を迎えます。20周年に向け、澤学長とともに、プロジェクトが少しずつ始動しておりますので、またこちらでお知らせさせていただきます。

 

次回の定期公演は、2018年2/17(土)延原武春氏をお迎えしての公演となります。

今後も響ホール室内合奏団をどうぞよろしくお願いいたします。

 

最後に・・この公演には、NHK北九州放送局様による取材が入っていたのですが、レセプション中18:45から、ニュースブリッジ北九州で放送される!ということで、ワンセグの映る携帯で視聴した動画を少しお届けいたします。https://www.facebook.com/hibikistrings/videos/1695687060462971/