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令和2年2月2日(日) “2”が並んだこの日、響ホール OTEGARU Opera vol.4「フィガロの結婚」~フィアンセとIT社長、その妻と少年~の公演を無事終えることができました。

過去に「メリー・ウィドウ」「天国と地獄」「こうもり」の3作をともに創ってきた、泊篤志氏による新演出。
長編オペラ、そして内容も混沌としているこの作品が現代版として一体どのように構成されるのか、、とよく分からないまま、リハーサルに臨みましたが、さすが、これまでの3作品を手掛けた泊氏、この演目も、大変面白く、素晴らしい構成で、まさにOTEGARUにオペラを楽しめる作品へと変身しておりました。 

 

リハーサルを重ねるうちに、俳優陣、歌手陣、オーケストラ、ホールの裏方スタッフさんたちがひとまとまりになるのを実感しながら、いよいよ本番当日。

 

1階席は早い段階でほぼ完売、2階席の当日券が少し出ていたようですが、ほぼ満席状態!
コロナウィルスの影響で、ホールには消毒液が設置され、お客様も8割以上マスクをされておりましたが、多くのお客様に足を運んでいただくことができました。

このややこしい演目がお客様に受け入れていただけるのか、正直不安もありましたが、笑い声や拍手が起こったりとあたたかい反応をいただけました。

 

大好評のうちに幕を閉じた、今回の新作。
今後、再演やまた新作が生み出される可能性も視野に、色々と改善してさらにお客様に楽しんでいただける芸術作品をお届けしたいと思います。

不安なニュースが多い昨今ですが、今しか出来ない楽しいことをお客様と共有させていただけましたら幸いです。

  

さぁ、今年度はあと一つ、大きな公演が待ち受けております。

響ホール室内合奏団 第35回定期演奏会
ベートーヴェン生誕250周年~Pastorale~

定期演奏会でお迎えするのは4年ぶりとなる、松村秀明氏。これまでに、響ホールフェスティヴァルなどでの共演も数多くさせていただいております。
指揮だけでなく、今回はピアノ弾き振りも見どころです。息の合ったアンサンブルをお楽しみに。