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10月13日(水)ウェル戸畑中ホールにて、室内楽演奏会を無事終えました。
平日の夜開催でしたが、予想以上のお客様にお越しいただきました。誠にありがとうございます。

〇モーツァルト ディヴェルティメント ニ長調 K.136


この曲は弦楽合奏で私たちも何度も演奏してきた楽曲ですが、若いメンバーの五重奏だから出来るフットワークの軽いさわやかな演奏で、オープニングを飾りました。11月21日(日)の定期演奏会でもお届けする楽曲です。

〇ロッシーニ 弦楽の為のソナタ 第3番 第6番

ヴァイオリン2挺、チェロ、コントラバスという珍しい編成のため、演奏する機会がそれほど多くはありませんが、作曲時のロッシーニの若さや勢いをお届けいたしました。ヴァイオリンの技巧、チェロの豊かな響、コントラバスのめったにないsoloなど見どころ、聴きどころだったかと思います。

〇メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20

通称“メンオク”と呼ばれるこの楽曲は、室内楽曲としては有名な作品の一つ。裕福な家庭に生まれ、才能にも恵まれたメンデルスゾーンですが、ユダヤ人でありながらキリスト教へ改宗しなければならなかった人生の苦悩などがあり、今回の演奏でもそれが伝えられたのではないでしょうか。

 

今回の室内楽演奏会は、普段あまり取り組む機会のない室内楽曲を深く掘り下げることを目的に、チェロの金子鈴太郎氏をお迎えして開催いたしました。
金子氏とのリハーサルでは、楽曲についてのエピソードや、曲作りについてのさまざまなアイディアなど聞かせていただきながら団員同士でも意見を出し合い理解を深め、奏者それぞれが力を発揮できた良い3日間となりました。普段合奏だと聴くことが難しい一人一人の音色もお届けできたと感じます。

お越しくださったお客様からも、すごく良かったと言っていただき、好評のうちにコンサートを終えることができました。

次回の公演は、
11月21日(日)第38回定期演奏会 秋日和にきらめくモーツァルト~復興・平和・希望に祈りをこめて 

こちらでもチェロ首席奏者として、金子鈴太郎氏にお越しいただき、指揮は澤和樹氏、Allモーツァルトプログラムでお届けいたします。
合奏団の誇るコンサートマスター 福崎雄也、ヴィオラ首席奏者 松隈聡子がソロを務める協奏交響曲も必聴です!!

当日はライブ配信もございますので、お出かけにご不安のある方、遠方の方にもご覧いただけます。