爆誕から1年、早くも3回目の定期公演を迎え、さらに爆進するアンサンブル・ファルケ。今回は、生誕100年を迎えるクセナキスを中心とした、数学的思考に基づく作品の数々を取り上げる。
音楽と数学は古来より密接に関わり、その起源は古代ギリシャの数学者ピタゴラスにまで遡る。20世紀を代表する作曲家で建築家でもあった、同じくギリシャ人のクセナキスは、緻密な計算に基づく新たな作曲法で、それまでにない境地を切り開き、音楽界に旋風を巻き起こした。アンサンブル・ファルケと共に、幾何学的な美しさを持つ新たな音の世界へ、いざ！